2017年 12月 06日
2017年11月の読書
なんだか、働かない男や、浪人生、フリーターがたくさん出てきた、今月の読書。
それに引き換え、おばあちゃんやオバチャンたちが元気だ。
市長とか、総理の話もあり、政治関係が苦手だったのだが、小説は面白かった。
そういえば、女性総理の夫も…職業は持っていたが、どうもイメージが『高等遊民』みたいな(笑)
森類と宮沢賢治についてはここに書いたけれど、実在の人物であり、最後はきちんと成し遂げたものがあった。
その後に読んだ「家と庭」の主人公に至っては、フリーターとしてではあるがきちんと働いている。
しかし、家や土地の多額の財産を相続することが決まっているから、就職する気になれないとか、やる気になれないとか、ちょっと感じ悪い。
まあ、働かない男にもさまざまあって、夢があるから、という場合もあれば、やりたいことがなくて宙ぶらりん、とか、夢を見る中でも、あちこち手をつけてはうまく行かない、つまり役にたたない男といろいろである。
浪人生は…まあ、期間限定だが、あまり長引くと、無職のお兄さんと変らなくなってしまう。
共通なのは、“考えが甘い”という部分だろうか。
今の朝ドラの夫とかさ。
儲け話にすぐ飛びついて失敗するし。
あれは博打打と変らない気がする。
その点、女は現実的。
男女ともに、全員がそうとは言わないけれど。
まあ、何の迷いもなく仕事にいそしみ、日々つつがなく暮らしている人間は、小説的には面白くないかもしれない。
by tamazusa_do
| 2017-12-06 15:40
| 読書のこと